滋賀の教育大綱とは?

滋賀県で子育てをする皆さんは、「滋賀の教育大綱」をご存知でしょうか?

教育の目標や方針を定めるもので、滋賀県の三日月大造知事と教育委員会が合意して制定されました。

今後、小中高とお子さまが大きくなるにつれ、県が子どもたちの教育にどのくらい力をいれているのか、ますます気になるところでしょう。

ここでは、そんな「滋賀の教育大綱」の内容についてご紹介します。

【基本目標】

現在の「滋賀の教育大綱」は第3期の真っただ中で、大綱では2019~2023年の5年間の基本方針や目標、主な取り組みなどが示されています。

大綱の大前提となる基本目標として、知事は「未来を拓く心豊かでたくましい人づくり」をかかげ、子どもたちに学ぶことの楽しさを知ってもらうためにも、「滋賀ならではの学び」を大切にしながら、「夢と生きる力」を育む教育を目指すとしています。

滋賀県教育委員会の福永委員長は、「何よりまず子どもたちに学ぶ楽しさを知ってもらいたい。“わかった”“できた”という喜びを感じて欲しい。」とコメントしています。


【3つの柱】

前述の基本目標を達成する具体的な方針として、県では3つの柱が設定されました。

柱1:子ども一人ひとりの個性を大切にし、生きる力を育む

柱2:社会全体で支え合い、子どもを育む

柱3:すべての人が学び続け、共に生きるための生涯学習を振興する

3つとも「共に生きる」をテーマにしていて、柱1・2では家庭と学校で子どもを育てること、柱3では人生100年時代における生涯学習を推進することが明言されています。


【読み解く力】

滋賀県ではまた、特に社会で生きていくのに必要な「読み解く力」の育成に力を入れるとしています。これには文章や画像から情報を理解するというだけでなく、相手の言葉や表情から考えや意図を理解する、という2つの側面が。

県全体で「読み解く力」の育成に取り組むと発表していて、具体的には子どもたちの「読書」にも今後ますます焦点が当たりそうです。

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